那覇港(なはこう)は沖縄県那覇市にある沖縄県最大の重要港湾(港湾法)かつ中核国際港湾。管理者は那覇港管理組合(沖縄県・那覇市・浦添市の一部事務組合、2002年設立)。4つのふ頭地区で構成:①泊ふ頭=離島フェリー・高速船(渡嘉敷島40分、座間味島約60分、久米島3h、粟国島2h、大東島15h)の全航路が発着、ターミナル「とまりん」(美栄橋駅徒歩10分)②那覇ふ頭=鹿児島航路(マルエーフェリー/マリックスライン、25時間、2等14,880円)、旭橋駅徒歩10分③新港ふ頭=国際コンテナ(NICTI)+第2クルーズバース(2024年供用、22万GT級対応)④浦添ふ頭=貨物。年間取扱貨物量約1,661万トン。2024年クルーズ船寄港175回(全国2位、1位は博多港204回)。2019年は260回で全国1位。2026年5月にサウスゲートホテル沖縄(216室)がとまりんビル内に開業予定、同月に久米島オーシャンジェット(KOJ)ジェットフォイル「つむぎ」就航予定(那覇⇔久米島夏季約82分・冬季約101分)。宮古島・石垣島への旅客フェリーは運航なし。
那覇港の基本情報
那覇港は4つのふ頭で構成。離島フェリー・高速船は泊ふ頭(とまりん)から発着。KOJ高速船も泊ふ頭発。那覇空港からタクシー約15分、ゆいレール美栄橋駅から徒歩約10分。
那覇港は沖縄県最大の重要港湾であり、年間取扱貨物量約1,661万トン、クルーズ船寄港回数全国第2位(2024年175回)を誇る「沖縄の海の玄関口」です。那覇市と浦添市にまたがる4つのふ頭地区から、離島フェリー・鹿児島長距離航路・国際クルーズ船・コンテナ貨物船が発着しています。
本記事では、初めて那覇港を利用する方に向けて、どのふ頭から何が出ているのか、アクセス方法、チケットの買い方まで全体像をわかりやすく解説します。
那覇港の基本情報

那覇港は港湾法上の重要港湾かつ中核国際港湾に指定されています。2018年には全国9港の1つとして国際旅客船拠点形成港湾にも選定されました。管理者は那覇港管理組合(2002年設立、沖縄県・那覇市・浦添市の3自治体で構成する特別地方公共団体)です。
沖縄県の物流の約99%は海上輸送に依存しており、那覇港は公共取扱貨物の約70%を担う県内最大の物流拠点です。航路数は外国航路7、内貿航路29を含む50以上にのぼります。
4つのふ頭地区と役割

那覇港は目的によって利用するふ頭が異なります。初めての方は「どこから何が出るか」を事前に確認しておくことが重要です。
泊ふ頭 — 離島フェリー・高速船の拠点
渡嘉敷島・座間味島・久米島・粟国島・南北大東島など沖縄離島への全航路が発着します。ターミナルビル「泊ふ頭旅客ターミナル」には各社チケット窓口・ローソン・レンタカーカウンターが集約。2026年5月にはサウスゲートホテル沖縄がビル内に開業予定です。ゆいレール美栄橋駅から徒歩約10分。
→ 詳細: 泊ふ頭(とまりん)完全解説
那覇ふ頭 — 鹿児島航路の発着地
マルエーフェリー・マリックスラインの鹿児島航路が発着するふ頭です。那覇港管理組合庁舎もここにあります。ゆいレール旭橋駅から徒歩約10分。泊ふ頭とは異なる場所にあるため、乗り間違いに注意してください。
新港ふ頭 — 国際コンテナ&第2クルーズバース
那覇港全体の約74%の貨物を扱う物流の中核です。2006年に稼働した那覇港公共国際コンテナターミナル(NICTI)を擁します。2024年2月に供用開始した第2クルーズバースでは22万トン級の世界最大規模のクルーズ船が着岸可能です。
浦添ふ頭 — 貨物船
内貿RORO船・貨物船が発着する物流専用ふ頭です。一般旅客の利用はありません。
那覇港で利用できる全航路

旅客が利用できる航路を一覧でまとめます。料金・時刻表の詳細は各記事をご覧ください。
| 行先 | 所要時間 | 大人片道 | 出発ふ頭 | 詳細 |
|---|---|---|---|---|
| 渡嘉敷島 | 40分〜約82分 | 1,690〜2,530円 | 泊ふ頭 | 全航路一覧 |
| 座間味島・阿嘉島 | 約60分〜120分 | 2,900〜3,950円 | 泊ふ頭 | |
| 久米島 | 3〜3.5時間 | 3,450円 | 泊ふ頭 | |
| 粟国島 | 約2時間 | 3,470円 | 泊ふ頭 | |
| 渡名喜島 | 約2時間 | 約2,750円 | 泊ふ頭 | |
| 南大東島・北大東島 | 約15時間 | 5,790円 | 泊/新港 | |
| 久米島(KOJ高速船) | 約82分 | 7,800円 | 泊ふ頭 | |
| 鹿児島(奄美群島経由) | 約25時間 | 14,880円〜 | 那覇ふ頭 | 鹿児島航路 |
注意:宮古島・石垣島への旅客フェリーは現在運航していません。飛行機をご利用ください。
那覇港へのアクセス

泊ふ頭(とまりん)へは那覇空港からゆいレール+徒歩で約36分(300円)、タクシーで約15〜25分(1,500〜2,000円)が一般的です。那覇ふ頭(鹿児島航路)へはゆいレール旭橋駅から徒歩約10分です。
→ 詳細: 那覇港アクセスガイド
駐車場情報

泊ふ頭地下駐車場(60台、24時間、1時間200円〜)が最寄りですが、GW・夏休みは8時台から満車になります。とまりん立体駐車場(600台)や周辺コインパーキングも選択肢です。
→ 詳細: 那覇港駐車場ガイド
2026年の那覇港 — 大きな転換期

2026年は那覇港にとって歴史的な年になります。5月にサウスゲートホテル沖縄がとまりんビル内に開業、久米島オーシャンジェット(KOJ)のジェットフォイル「つむぎ」が就航予定。第2クルーズバースの本格運用も始まり、MSCベリッシマの那覇発着クルーズも計画されています。那覇軍港(約56.8ha)の浦添移設・返還交渉も進行中で、返還後の跡地利用が街の将来を大きく変える可能性を秘めています。
2026年の那覇港 最新ニュース・トピックス

サウスゲートホテル沖縄が5月開業
とまりんビル6〜15階に全216室のホテルが開業予定です。Plan・Do・Seeが運営し、宿泊者専用大浴場・サウナ・ルーフトップを完備。離島フェリー旅行の前泊に最適な立地です。旧「沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ」(2021年コロナ禍で撤退)の跡地を活用しています。
久米島オーシャンジェット(KOJ)5月1日就航
ジェットフォイル「つむぎ」が泊ふ頭から就航し、那覇⇔久米島が従来のフェリー3時間から約82分に短縮されます。那覇⇔本部(約60分)の新航路も開設され、ジャングリアへの渋滞回避ルートとしても注目されています。詳細は久米島オーシャンジェット完全ガイドをご覧ください。
第2クルーズバースの本格運用
2024年2月に供用開始した新港ふ頭の第2クルーズバースは、MSCベリッシマ(171,598トン)をはじめとする世界最大級のクルーズ船が寄港しています。那覇発着クルーズの母港化が進行中で、2026年も那覇→石垣→台湾→宮古のショートクルーズが複数設定されています。
那覇港管理組合の新庁舎計画
2026年1月に新庁舎等施設整備に関するサウンディング型市場調査が実施されました。老朽化した現庁舎の建替えに加え、那覇ふ頭船客待合所を含む複合施設の整備が検討されています。
那覇港の統計データ

| 指標 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 港湾種別 | 重要港湾・中核国際港湾 | 2018年に国際旅客船拠点形成港湾指定 |
| 管理者 | 那覇港管理組合 | 沖縄県・那覇市・浦添市(2002年設立) |
| 港湾区域 | 陸域約600ha・海域約3,950ha | — |
| 取扱貨物量 | 約1,661万トン(2020年) | 2035年目標: 2,280万トン |
| 航路数 | 50以上(外国7 + 内貿29 + 他) | 40以上の島々を結ぶ |
| クルーズ寄港 | 175回(2024年) | 全国2位(1位:博多204回) |
| クルーズ寄港(過去最多) | 260回(2019年) | 全国1位 |
| クルーズ目標 | 678回(2035年) | 港湾計画(2023年3月改訂) |
関連記事
那覇港に関する詳細情報は、以下の記事で個別にまとめています。
- 那覇港フェリー全航路一覧(2026年版)
- 那覇港アクセスガイド — 空港・国際通りからの行き方
- 那覇港の駐車場完全ガイド
- 那覇港から行ける離島一覧
- 泊ふ頭(とまりん)完全解説
- 那覇港クルーズ船寄港情報(2026年版)
- 那覇港・泊ふ頭周辺のおすすめホテル
- 那覇港の歴史 — 琉球王国から現代まで
- 那覇〜鹿児島フェリー完全ガイド
よくある質問

那覇港にはいくつふ頭がありますか?
泊ふ頭(離島航路)、那覇ふ頭(鹿児島航路)、新港ふ頭(コンテナ・クルーズ)、浦添ふ頭(貨物)の4つです。旅客が利用するのは主に泊ふ頭と那覇ふ頭の2か所です。
那覇港から宮古島や石垣島にフェリーで行けますか?
2026年現在、那覇から宮古島・石垣島への旅客フェリーは運航していません。飛行機をご利用ください。
泊ふ頭と那覇ふ頭は同じ場所ですか?
いいえ、別の場所にあります。泊ふ頭(とまりん)は美栄橋駅徒歩10分、那覇ふ頭は旭橋駅徒歩10分です。乗船するフェリーの出発ふ頭を必ず事前確認してください。
久米島オーシャンジェット(KOJ)はどこから出ますか?
2026年5月就航予定のKOJは泊ふ頭から発着する計画です。那覇⇔久米島約82分、那覇⇔本部約60分のジェットフォイルサービスです。
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